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道Nihongo Path

環境 — 「エコ」の小さな矛盾

Time limit 14 min

By Nihongo PathUpdated

Strategy notes: read these before the passage

  • 「だからといって〜のは違う」 blocks a wrong conclusion. Options saying 'so nothing matters' are exactly what the writer rejects.
  • When the writer says 問題は〜ではなく〜にある, the true problem is the second part: the habit of buying eco products.
  • The grandmother anecdote is evidence for the thesis. Questions about her ask WHY she acted; the reason is given with 〜からだった.

Passage

スーパーのレジ袋が有料になってから、何年かたつ。私も布のエコバッグを持ち歩くようになった。しかし最近、少し考えさせられる話を聞いた。布のバッグを作るには、レジ袋の何十倍もの水とエネルギーが必要で、環境への負担(ふたん)を袋一枚と同じにするには、百回以上使わなければならないというのだ。つまり、エコバッグを何枚も買って、たまにしか使わないなら、レジ袋を使うより環境に悪いことになる。

同じような話は、ほかにもある。プラスチックのストローを紙に変えた店が増えたが、紙ストローは湿(しめ)ると使いにくく、二本使う人もいる。電気自動車は走っているときに排気(はいき)ガスを出さないが、電池を作るときには多くの資源(しげん)を使う。「環境にいい」と言われる行動が、見方を変えると、そう単純ではないとわかる。

だからといって、「どうせ意味がない」と何もしないのは違うと思う。問題は、一つ一つの行動の良し悪しではなく、私たちが「エコ」を「買うこと」で済ませようとする習慣にあるのではないか。新しいエコバッグ、新しい電気自動車、新しい紙ストロー。どれも「新しく作る」ことから始まっている。しかし、環境に最もやさしいのは、今あるものを長く使うことだ。

私の祖母は、エコという言葉を知らなかった。しかし、包み紙をたたんで取っておき、服は破れれば直し、野菜の皮は畑にまいていた。それは、環境のためではなく、もったいないからだった。今考えると、祖母の暮らしは、私のエコバッグよりずっと「エコ」だった。

私たちに必要なのは、エコな商品を選ぶ目より、「本当にこれは必要か」と一度立ち止まる習慣かもしれない。買わない、捨てない、長く使う。地味(じみ)で、店にとっては儲(もう)からない行動だが、結局それが一番効く。私は今、家にある三枚のエコバッグを、一枚ずつ、百回以上使うことを目標にしている。

Vocabulary in this passage

有料ゆうりょう
charged, not free
負担ふたん
burden
湿るしめる
to get damp
排気ガスはいきガス
exhaust gas
資源しげん
resources
単純たんじゅん
simple
だからといってだからといって
that said, even so
済ませるすませる
to finish, get by with
包み紙つつみがみ
wrapping paper
もったいないもったいない
wasteful
地味じみ
plain, unglamorous
効くきく
to be effective

Questions

Ready

14:00

of 14:00

Question 1

Choose the best answer

エコバッグについて、筆者が聞いた話はどんなものか。

Question 2

Choose the best answer

筆者が本当の問題だと考えていることは何か。

Question 3

Choose the best answer

筆者の祖母について、本文の内容と合うものはどれか。

Question 4

Choose the best answer

筆者の考えに最も合うものはどれか。

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