「頑張る」から降りる(仕事)
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By Nihongo PathUpdated
Strategy notes: read these before the passage
- Mark the contrast markers (しかし, ただ, もっとも, ところが): the author's real opinion is usually stated right after them.
- For 指示語 questions (それ, その, これら), look at the sentence immediately before and rephrase it in your own words before checking the options.
- The 'main point' question is answered by the final paragraph. Reject options that are stated in the passage but then explicitly rejected by the author (〜べきだとは言いたいわけではない).
Passage
三年前、私は体調を崩して二か月ほど会社を休んだ。原因は明らかで、働きすぎである。当時の私は「頑張ること」を疑ったことがなかった。残業は当然、休日に仕事のメールを確認するのも当然。周囲もそうしていたし、上司はそういう社員を評価した。倒れるまで、自分が無理をしているという自覚すらなかったのだ。
休職中、時間だけはたっぷりあったので、自分の働き方を振り返ってみた。そこで気づいたのは、私の「頑張り」の多くが、実は成果とほとんど関係がなかったということだ。深夜まで作った資料の半分は誰にも読まれず、休日に返したメールの大半は翌週でも問題のないものだった。つまり私は、忙しくすることで「働いている」という安心を買っていたにすぎない。
復帰後、私は働き方を変えた。定時に帰る。休日はメールを見ない。会議は本当に必要なものだけ出る。最初は同僚の目が気になったし、評価が下がることも覚悟していた。ところが、意外なことに、成果はむしろ上がった。頭が休まっている分、判断が速くなり、無駄な作業を事前に避けられるようになったからだ。
もちろん、これは私一人の経験であり、すべての職場に当てはまるとは言えない。頑張ることが必要な時期も確かにある。しかし、「頑張っているか」ではなく「何を生み出したか」で自分を評価する習慣は、誰にとっても役に立つはずだ。頑張ることから一度降りてみて初めて、本当に力を注ぐべき場所が見えてくることもある。
Vocabulary in this passage
- 体調を崩すたいちょうをくずす
- to fall ill
- 疑ううたがう
- to doubt
- 自覚じかく
- self-awareness
- 休職きゅうしょく
- leave of absence from work
- 振り返るふりかえる
- to look back on
- 大半たいはん
- the majority
- 〜にすぎないにすぎない
- nothing more than
- 復帰ふっき
- return (to work)
- 定時ていじ
- regular (closing) time
- 覚悟かくご
- readiness, being prepared for
- 当てはまるあてはまる
- to apply to
- 力を注ぐちからをそそぐ
- to devote effort
Questions
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