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道Nihongo Path

「頑張る」から降りる(仕事)

Time limit 8 min

By Nihongo PathUpdated

Strategy notes: read these before the passage

  • Mark the contrast markers (しかし, ただ, もっとも, ところが): the author's real opinion is usually stated right after them.
  • For 指示語 questions (それ, その, これら), look at the sentence immediately before and rephrase it in your own words before checking the options.
  • The 'main point' question is answered by the final paragraph. Reject options that are stated in the passage but then explicitly rejected by the author (〜べきだとは言いたいわけではない).

Passage

三年前、私は体調を崩して二か月ほど会社を休んだ。原因は明らかで、働きすぎである。当時の私は「頑張ること」を疑ったことがなかった。残業は当然、休日に仕事のメールを確認するのも当然。周囲もそうしていたし、上司はそういう社員を評価した。倒れるまで、自分が無理をしているという自覚すらなかったのだ。

休職中、時間だけはたっぷりあったので、自分の働き方を振り返ってみた。そこで気づいたのは、私の「頑張り」の多くが、実は成果とほとんど関係がなかったということだ。深夜まで作った資料の半分は誰にも読まれず、休日に返したメールの大半は翌週でも問題のないものだった。つまり私は、忙しくすることで「働いている」という安心を買っていたにすぎない。

復帰後、私は働き方を変えた。定時に帰る。休日はメールを見ない。会議は本当に必要なものだけ出る。最初は同僚の目が気になったし、評価が下がることも覚悟していた。ところが、意外なことに、成果はむしろ上がった。頭が休まっている分、判断が速くなり、無駄な作業を事前に避けられるようになったからだ。

もちろん、これは私一人の経験であり、すべての職場に当てはまるとは言えない。頑張ることが必要な時期も確かにある。しかし、「頑張っているか」ではなく「何を生み出したか」で自分を評価する習慣は、誰にとっても役に立つはずだ。頑張ることから一度降りてみて初めて、本当に力を注ぐべき場所が見えてくることもある。

Vocabulary in this passage

体調を崩すたいちょうをくずす
to fall ill
疑ううたがう
to doubt
自覚じかく
self-awareness
休職きゅうしょく
leave of absence from work
振り返るふりかえる
to look back on
大半たいはん
the majority
〜にすぎないにすぎない
nothing more than
復帰ふっき
return (to work)
定時ていじ
regular (closing) time
覚悟かくご
readiness, being prepared for
当てはまるあてはまる
to apply to
力を注ぐちからをそそぐ
to devote effort

Questions

Ready

8:00

of 8:00

Question 1

Choose the best answer

筆者が会社を休むことになった原因は何か。

Question 2

Choose the best answer

休職中に筆者が気づいたことは何か。

Question 3

Choose the best answer

「安心を買っていた」とはどういう意味か。

Question 4

Choose the best answer

働き方を変えた結果、筆者はどうなったか。

Question 5

Choose the best answer

筆者が読者に勧めているのはどのようなことか。

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