睡眠と生産性
Settingラジオで、専門家が睡眠について話しています。
By Nihongo Path · Updated
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Transcript
- 専専門家
専門家
睡眠時間を削って作業することが、生産性の向上につながるという認識は、いまだに根強く残っています。しかし、近年の研究は、この認識に明確に否定的です。睡眠が不足した状態では、集中力や判断力が低下するだけでなく、本人がその低下を自覚できなくなるという点が、特に厄介なのです。つまり、疲れているという感覚が鈍り、能率が落ちているにもかかわらず、本人はいつも通り働けていると錯覚してしまう。ある実験では、六時間睡眠を二週間続けた被験者の認知能力は、徹夜した直後と同程度まで低下していたにもかかわらず、本人たちはほとんど眠気を訴えなかったといいます。この自覚の欠如こそが、過労による事故や判断ミスの温床になっていると考えられます。したがって、個人の努力に任せるのではなく、組織として休息を制度化することが求められます。休むことは怠けることではなく、質を担保するための投資である。そう発想を転換する必要があるでしょう。
Vocabulary in this exercise
- 削るけずる
- to cut down
- 認識にんしき
- perception, belief
- 根強いねづよい
- deep-rooted
- 自覚するじかくする
- to be aware of (in oneself)
- 厄介やっかい
- troublesome
- 鈍るにぶる
- to dull
- 錯覚するさっかくする
- to be under an illusion
- 温床おんしょう
- breeding ground
- 担保するたんぽする
- to guarantee, secure
- 発想の転換はっそうのてんかん
- shift in thinking