都市の共有空間
Setting大学で、先生が講義をしています。
By Nihongo Path · Updated
Listen
Listen once, without reading anything.
Transcript
- 先先生
先生
今日は、都市における共有空間の役割について考えてみたいと思います。近年、公園や広場といった公共空間の利用が減少しているという指摘があります。しかし、これを、人々が他者との接触を避けるようになったからだと単純に結論づけるのは早計です。実際には、商業施設の中にある休憩スペースや、カフェのような半公共的な空間の利用は、むしろ増加しているのです。平日の昼間に公園が閑散としている一方で、駅前の商業施設の休憩スペースが人で溢れている光景は、多くの都市で観察されます。つまり、人々は共有空間そのものを避けているのではなく、その形態を選び直していると解釈すべきでしょう。重要なのは、自治体が従来型の公園を維持することに固執するのではなく、人々が実際にどこで、どのように他者と場を共有しているのかを観察し、そこから政策を組み立て直すことです。次回は、その具体的な事例として、ある地方都市の取り組みを紹介します。
Vocabulary in this exercise
- 共有空間きょうゆうくうかん
- shared space
- 指摘してき
- observation, point made
- 接触せっしょく
- contact
- 早計そうけい
- hasty conclusion
- 半公共的はんこうきょうてき
- semi-public
- 形態けいたい
- form
- 解釈するかいしゃくする
- to interpret
- 自治体じちたい
- local government
- 固執するこしつする
- to cling to
- 組み立て直すくみたてなおす
- to rebuild, reformulate